STAFF BLOG

スタッフブログ

2019.04.11

外壁漆喰 《お手入れ比較 水洗い・塩素系漂白剤・そとかベバリア(商品説明含む)》事例・門袖編

こんにちは。

 

  

前回は外壁漆喰の特徴・黒ずみの原因・お手入れ方法をお伝えしましたが、

 

今回は、その中で塩素系漂白剤での洗浄と水洗いの比較、

 

 

洗浄・撥水・防汚効果のある「そとかべバリア」を塗った後の経過を

 

 

実際の写真をまじえてご紹介します。

 

 

 

お手入れをさせて頂いたのは築約6年のお施主様宅、

 

 

お施主様も漆喰塗りの門そでの黒ずみについて雨の日は特に気になるとおっしゃられていました。

 

 

 

 

 

季節は梅雨入り直前。

 

今回は実験として、お施主様にご了承いただき、

 

門そでを、マスキングテープで3つに囲みました。

 

 

・左が何もしない部分。

 

・中央が塩素系漂白剤とタワシで洗浄部分。

洗浄直後です。 塩素系漂白剤はカビが良く取れるので無添加住宅ではスプレーの「カビホワイト」という商品をおススメしています。ネットで買えますよ。

「カビホワイト」をそのまま吹き付けて、

タワシと水で洗い流します。

 

・右はタワシで水洗い部分。

こちらも洗浄直後の写真です。

次は10分後の写真です。

 

 

・塩素系漂白剤で洗浄した部分は少し黄ばみましたが、

 

時間がたつと消えますのでご安心ください。

 

 

・水洗いの部分は、漆喰は水分を含むと黒ずみが目立つようになるので、やはり少し黒ずみが濃くなったように見えています。

洗浄後乾いたのを確認して、

 

 

保護剤として3つの区切り全てに、そとかべバリア※をローラーで2回塗りました。

 

 

 

最初の写真とこの写真を見比べていただくとよくわかりますが、

 

午前と午後で、日の当たり方が変わると、黒ずみの見え方も変わってきます。

 

漆喰は塗った直後から徐々に乾いていき、元の石灰岩に戻るように硬く結晶化していきます。

 

日が当たっているときは結晶がその光を反射して、黒ずみを飛ばして白く見えているようです。

 

 

どうでしょうか、この日の当たっている漆喰壁の黒ずみはほとんど気にならないのではないでしょうか。

 

——————————-

※そとかべバリア

・外壁漆喰に使用する洗浄効果、撥水効果、防汚効果、のある商品です。

・そとかべバリアが浸透した壁には微細な隙間があります。

水の分子の大きさでは通過できませんが、水蒸気の粒子の通る隙間はあるので、

漆喰の調湿効果を失うことはありません。

 

・漆喰への水の浸透を防ぐとともに、

壁に付着したカビの増殖も抑えます。

 

・無色透明のさらっとした液体でまったくの無臭です。

 

・耐火性、耐候性、耐久性が優れています。

 

・土やほこりでの雨だれへの効果は除きます。

 

・塗布後約1カ月で効果が出てきます。

 

・そとかべバリア塗布時は周囲のガラス、サッシ、植栽、洗濯物、 自動車・バイク等、塗布するもの以外に飛沫しないよ う養生してください。白く幕が張ったようになります。

———————————————–

 

そして、梅雨を挟んで3カ月と3週間後の

残暑厳しい時期に経過観察にお伺いしました。

 

 

この日は雨あがりでしたので、

 

また、漆喰壁の黒ずみが目立っていましたが、

 

各お手入れ後にそとかべバリアを塗布した部分が

 

見事に白い漆喰の状態を保っていました!!

 

この白さにはびっくりです!

 

区切りがわかるようにと貼らせていただいたマスキングテープですが、

 

テープがいらないくらいにはっきりと違いが出ました。

 

そしてクリスマス時期の、お手入れから6カ月3週間後にお伺いした時の様子がこちら。

 

 

やはり、お手入れをしていない部分との違いが歴然ですね。

 

・何もしない+そとかべバリア塗布

・塩素系漂白剤で洗浄+そとかべバリア塗布

・水洗い+そとかべバリア塗布

 

の3種類の違いがほとんどわからないほどです。

 

それぞれのお家の建つ位置、環境などに大きな影響を受けるので一概には言えませんが、

 

この壁のこの部分のお手入れは、

 

水洗いや塩素系漂白剤を使わなくても、

 

そとかべバリアの洗浄効果だけで汚れが落ち、

 

その後も撥水効果防汚効果で漆喰の白さを保っていると言えますね。

 

 

そして、部分実験で洗浄の効果がわかったので、

 

全体に洗浄していきます。

 

今回は即効性を求めて塩素系漂白剤の「カビホワイト」を吹き付け、洗い流していきます。

 

お施主様が洗浄してくださいました。

 

 

速攻性を求めない場合は、

塩素系の刺激臭のない、そとかべバリア洗浄

か水洗い後のそとかべバリア塗布をおススメします。

 

そとかべバリアは約1カ月で効果が表れます。

全体的に塩素系漂白剤で洗浄後の写真です。

 

そして、2週間後にお施主様がそとかべバリアをローラーで塗ってくださっている写真です。

 

そとかべバリアをローラーで塗布後の写真。

 

そして、節分を過ぎた時期。

 

そとかべバリア塗布 1か月後の様子です。

before 塩素系漂白剤で洗浄直後
after そとかべバリア塗布 1か月後
before 塩素系漂白剤で洗浄直後
after そとかべバリア塗布 1か月後

 

ご覧の通り、そとかべバリア塗布後1か月後には、

 

見違えるほど漆喰の黒ずみが目立たなくなっています。

 

お施主様、ご協力ありがとうございました!

 

まとめると、

 

——————————————– 

・塩素系漂白剤の洗浄手順

①、塩素系漂白剤の「カビホワイト」のスプレーを黒ずんだ部分に吹きかける。

 

②、吹きかけた部分をしばらく置き、浮き上がった黒ずみを水とタワシなどでこすり洗いする。

 

③、黒ずみの取れないところは①②を繰り返す。

 

④、完全に乾いたら、保護剤として「そとかべバリア」をローラーや刷毛などで塗布する。

 

・メリット

*即効性があり、すぐに白くなる。

 

・デメリット

*塩素臭がきつくシックハウス症候群や化学物質過敏症の方にはおススメできない。

 

*塩素臭がよりきつくなり近隣への影響もあるので、お家の外壁面全体など広範囲の場合はおススメできない。

 

*洗浄に時間がかかる。

 

——————————————– 

・水洗いの手順

①、黒ずみを水とタワシなどでこすり洗いする。

 

②、完全に乾いたら、保護剤として「そとかべバリア」をローラーや刷毛などで塗布する。

 

・メリット

*水のみでの洗浄なので小さいお子様やシックハウス症候群、化学物質過敏症の方にも安心安全。

 

・デメリット

*しつこい黒ずみは落ちにくい。

 

——————————————–

 ・「そとかベバリア」の洗浄手順

①、そとかベバリアを黒ずんだ部分にローラーや刷毛などで塗布する。

 

②、夏場30分~冬場1時間ほど置き、浮き上がった黒ずみを水とタワシなどでこすり洗いする。

 

③、完全に乾いたら、保護剤として「そとかべバリア」をローラーや刷毛などで塗布する。

 

・メリット

*無臭なので、シックハウス症候群や化学物質過敏症の方のお家でも使用できる。

 

*洗浄・撥水・防汚効果があるのでこれ一つでお手入れが完了する。

 

・デメリット

*効果を感じられるのは約1カ月後。

 

*塩素系漂白剤より洗浄効果は小さい。

 

*周囲に飛び散ると白い幕が張ったようになるので、周りの養生が必要。

 

——————————————–

お家の立地環境などに大きく影響を受け、お手入れの効果の有り無しが変わってくるのですが、

 

上記の洗浄方法のメリット・デメリット、各お家の立地環境も踏まえて、

 

ぜひ、この長いゴールデンウイークに、黒ずみが濃く見える梅雨入り前のお手入れとして取り入れてみてはいかがでしょうか?

 

 

また、門そでのお手入れはご自身で可能ですが、

 

外壁面全部のお手入れとなると、面積も大きいですし、足場が必要だったりと労力もお金もかかってしまいます。

 

ライブハウスでは、大きな外壁面のお手入れのご相談を受けると、

 

ご希望の壁にサンプルとして、

 

上記の例のようにテスト期間を設けさせて頂くようご提案しています。

 

 

半年ほど経過を見て、黒ずみの改善の状況をしっかりご確認いただいてから、

 

ご依頼していただくかどうか決めて頂くことを基本としていますので、

 

どうぞご安心して、外壁面の黒ずみのご相談くださいね。

 

 

ご質問などお問い合わせは、TEL045-442-7461 または お問合せフォームまでお気軽にどうぞ

  

 

*他の外壁しっくいお手入れもご覧ください

 

まずは見ていただきたい3記事

事例

_________________________________________

 

他のブログ お手入れ豆知識 もご覧ください

 

*無垢材(床・柱) 《へこみの直し方》

 

*無垢材(床・柱) 《 黒ずみ・水ジミ お手入れ方法》

 

*無垢材(床) 《棕櫚ほうき♡がピッタリ!》

 

*室内漆喰&ホーローシンク 《お手入れ方法》

お問合せはこちら ●