STAFF BLOG
スタッフブログ
2018.07.27
横浜市泉区 I 様邸 漆喰練り作業(動画あり)
2018.07.27
こんにちは。
泉区の新築住宅からです。
この日は、外壁の漆喰塗りの準備を行っています。
まずは漆喰に材料を混ぜて練ります。
そして、数日寝かせて塗るのにちょうどいい馴染み具合いになるのを待つのです。
まずは、練り作業。
外壁用の漆喰は、
攪拌機で無添加住宅オリジナルの漆喰を水で溶き、サラダ油と柿渋を混ぜて作ります。
柿渋とサラダ油で撥水性を増すのです。
撥水性能にも無添加にこだわり自然素材の力を借ります。
一昔前までは、漆喰はトロ船と練りクワで手練りしていましたね。
私は80歳を超えた元左官職人さんに漆喰の手練りと塗りの方法を教えてもらったことがあります。
へなちょこな私は、漆喰は重いので腕はつるし、慣れないクワに手はマメができ、腰は痛い、壁上部や天井の漆喰塗りの時は、重い漆喰を両手に持ちながら、上ばかり見て塗るので首が凝り固まってしまって、翌日の仕事に支障が出たのを思い出します。
一方の80歳を超えた元左官職人さんは、その姿に「はっはっは!そんなんじゃ左官屋にはなれんわ!(笑)」と悠々と塗り続けていらっしゃいました。
ただただ、脱帽!これを毎日毎日、何十年と続けてこられたことに敬意を表しました。
今は攪拌機など人力以外に機械が働いてくれて、便利になりましたね。
でも、機械にできるのはこの「練り」までです。
その日の気温や湿度による練り上がりのゆるさ硬さ、混ぜ具合、調合具合を見る、そして塗り上げるのは人間にしかできません。
機械の便利さと人間の経験、技術、知識。
それぞれのいいところを生かしながら、これからも伝統を受け継いでいきたいですね。
漆喰の白色と柿渋色が混ざり、薄いピンク色になりますが、3日ほど置いて漆喰と柿渋、水などと馴染ませると、元の白色に戻ります。
そして、馴染んだ頃が漆喰の塗り時。いよいよ、外壁に塗っていきます
ぜひ、現場に見に来てください。
実際の工事の様子をあなたの目で確認してください。
随時見学していただけます。ご予約を、お待ちしています。
お問合せはこちら ●