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2019.02.27
横浜市南区 S様邸 ポリエステル素材の新しい断熱材
2019.02.27
こんにちは。
横浜市南区の新築現場からです。
棟上げが終わり、着々と木工事が進んでいます。
今日は無添加住宅で数年前から使用され始めたパーフェクトバリアというポリエステルでできた断熱材のご紹介。
お施主様のご了承を得て、今回の現場で試験的に追加施工させていただくことになりました。
無添加住宅の基本の断熱材、炭化コルクに追加して、1階の床下、2階の床・壁・天井に入れていきます。
左の写真のように、一枚の板のようになったものやふわふわの綿状のものなど形は色々あります。
場所によって施工しやすい形状のものを選びます。
◆パーフェクトバリアの特徴
1.原料はペットボトルをリサイクルしたポリエステル(PET)樹脂100%。
ワイシャツや飲料ボトルなど、普段から私たちの肌に触れる日用品にも多用されています。
2.成型の過程で一切の接着剤を使用していない為、ホルムアルデヒド等の有害物質揮発の心配がなく、シックハウスの原因物質となりません。
3.ポリエステル樹脂は、虫食害、発酵腐敗の心配が無く、そのため一切の防止薬物の混入の必要が無いので、防止薬剤による二次被害がありません。
4.手触りも優しく、粉塵が肌に刺さることもありませんし、肺に刺さって発ガン性を疑われることもありません。万一吸引しても咳などの自然の人体機能で体外に排出されます。
5.引火点は、木と同じ410℃で自己消化性があり、タバコの火を置いても燃え広がりません。
6.環境ホルモンも出さず、万が一燃えてもダイオキシン・シアンガス等の有毒ガスを出す心配がありません。完全燃焼すると、水と炭酸ガスに分解します。
7.炭化コルク、高性能グラスウールなどと同等の断熱性能[0.035~0.038(W/mk)]を有しているので、申し分のない断熱効果を発揮。
8.すでに車のエンジンルームや、鉄橋用の吸音材として採用済み。 低音域から高音域まで抜群の吸音性を発揮し、気になる生活騒音を漏らしません。
9.繊維の絡み合う部分を熱によりしっかりと融着したパンタグラフ構造になっているので、優れた弾力性と耐へたり性があります。
10.吸湿性がほとんどなく透湿性に富むため、湿気を吸収して起こるへたりや劣化を防ぎ室内を常に乾いた健康な状態に保ちます。
該当地域の省エネ基準の0.87w(㎡k)より小さい0.48w(㎡k)という数値が出ました。
基準値よりも小さい値の方が断熱性能が良いことを示します。
これは、北海道・東北地域の省エネ基準値0.46w(㎡k)に近い数値です。
炭化コルクとの2重断熱でどのくらいの断熱力が実感できるのか、私たちも楽しみに待ちたいと思います。
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