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2018.09.11
川崎市 S様 マンションリフォーム 漆喰にベンガラで着色。ベンガラってなに?
2018.09.11
こんにちは。
神奈川県川崎市のマンションリフォーム現場からです。
このリフォームは主に壁・天井の漆喰塗りを行います。
壁・天井に白い漆喰を塗っていきますが、
子供部屋の1つの面だけボルドー色のベンガラを混ぜた漆喰で塗っていきます。
ベンガラを溶いて、漆喰に混ぜます。
基本的に無添加住宅ではベンガラを焼酎で溶きます。
焼酎?!とびっくりされたかもしれないですが、
ベンガラは水には溶けにくく ダマになりますが、アルコールにはよく溶けます。
無添加住宅では溶剤も食品です。安心ですね。
さて、ベンガラとは何でしょう?
酸化鉄を主成分とする赤色無機顔料の日本における通称です。
いわゆる赤さびと同じもの。
弁柄、紅殻(べにがら)などの当て字で書き表され、名称の由来は、最初にインドのベンガル(Bengal)地方から輸入されたためと言われています。
耐光性、耐候性、耐熱性が高く、防虫、防腐効果もあり、また科学的にも極めて安定性があり、ほかの顔料と併用しても変色しない特性があります。
また安価で毒性もないため、日本では古来より、漆の椀、化粧品、家の柱や格子、神社仏閣などの彩りに使われてきました。
現在では、樹脂、インキ、フィルムの着色剤をはじめ、道路や遊歩道の赤、黄色のアスファルト塗装等、幅広く使われています。
赤さびなんて鉄を腐食させるので嫌われるものですが、
これを有益な着色料に利用するなんて昔の人の知恵は素晴らしいですね。
この着色料も自然に存在する安全なものなので、安心ですね。
ご覧のように、塗りたては 濃い 紅イモタルト色ですが、
壁に塗って何日かすると…
こんなに色が薄くなります。
ピンク色の壁になって、お嬢様も喜んでいらっしゃるそうです。
ベンガラの種類、量により、色んな色が付けられます。
お好みの色がありましたら、どうぞご相談くださいね